見出し画像

最近読んで面白かった本

大人になってまで再確認しなくていい、と思い込んでることってありますよね。例えば「弱いものいじめはやめましょう」とか、「時間は大切です」とか「欲は深すぎると身を滅ぼします」とか。言われなくてもわかってる、でも、時々わすれてしまうことたちを、思い出させてくれる物語たちを今回は紹介しようと思います。

No.1「モモ」ミヒャケル・エンデ

画像1

言わずと知れた不朽の名作!時間泥棒に奪われた時間を、一人の少女が取り返すという壮大な冒険物語です。この本の何がすごいかというと、大人になればなるほど「1日の時間が足りない!」と思うことが増えてきませんか?あれも、これも、やりたい。あれも、これも、やるためにゆっくりと湯船に浸かる時間を削ったり、ご飯は自炊から電子レンジで温めるだけになったり………それでもやっぱり時間は足りない気がしてくるものです。無駄に思える時間も、幸せにはなくてはならない時間だということを改めて教えてくれる人生の教本です。子どもころ一度読んだ、という方も大人になってからもう一度読むと違う味が楽しめると思います。

No.2「りこうすぎた王子」アンドリュー・ラング

画像2

童話の中で王子やお姫様がかけられる呪いは、いろいろあります。眠り続けたり、野獣になったり。しかし、今回の物語で王子がかけられた呪いはなんと「りこうすぎる」という呪い!なんでも知っていて、いつでも正しく、しかもなんでも覚えている。一見、いいことだらけじゃないか!と思うかもしれませんが、そんな隙のない人が実際にいたら…あまり関わりたくないと思うはずです。王子も物語の中で、散々嫌われ、孤独になっていきます。そんな王子が、ある事件をきっかけに勇敢な旅に出かけます。その旅の中で、「りこうすぎる」という呪いを自分の力で少しずつ解いていく…という物語。愛される人とは、どういう人なのか、思い出させてくれる、かなり大人向けな童話です。

No.3「カモメに飛ぶことを教えた猫」ルイス・セプルベダ

画像3

ふとった真っ黒な猫ゾルバは、港町で幸せに暮らしています。そんなゾルバの元に、ある日石油まみれで瀕死のカモメが現れてゾルバはカモメと三つの約束をします。「今からカモメが産む卵を食べないこと」「ひなが生まれるまで卵の面倒を見ること」「最後に、ひなに飛ぶことを教えること」ゾルバは、カモメとの約束を果たそうと、仲間たちと力を合わせて奮闘する物語。猫とカモメ、という全く違う生き物が、互いに支え合って成長していく姿に、外見や、経歴や、言葉が違っても交わることはできるというメッセージが込められているような気がします。大人になった今だからこそ、読みたい一冊です。

さて、気になった本はありましたか?今回は、大人だからこそ再確認すべきメッセージたちが詰まった本たちを紹介しました。まだまだ、人生長いですし、失敗もたくさんしてしまうのでしょうが、その度に学ぶ姿勢をこの物語たちに学ぼうと思います!それでは、また!

画像4

この記事が参加している募集

読書感想文

16
歌絵文作家 岡山生まれ 本の虫