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ファーストアルバム「いちじく」解剖作業vol.8

ご無沙汰しています。
シンガーソングライター のSETAです。

本日は、自分の曲を自分で解説するシリーズの続編。ファーストアルバム「いちじく」より「噛みつきたい」の制作秘話です。

えっ、カニバリズムの曲?と
怯えていらっしゃる方、ご安心ください。こちら「噛みつきたいほど好きだ!」という気持ちを歌った恋の歌となっております。聴いたことがない方は是非こちらよりご試聴してからお読みください。

さて、先ほども申し上げましたがこの曲は恋の歌です。はじめ、この歌詞を書き上げた時は高校時代の初恋をイメージして書いていました。

良くも悪くも、大人になればなるほど
盲目にはなれなくなります。

見た目よりも相手の人間性の方が気になるし
別れの予兆を感じて自分から身を引くことだってできる。失恋をしたからって、仕事はちゃんと休まないし、恋をしているからって、無理なわがままも言わなくなります。

対する十代の頃は
いつも繋がっていたくて、些細なことに嫉妬して、どんなことでも共有したかった。恋というフィルターのせいで、相手の悪いところも見えなかったし、相手に言いたいことを言えなくてむしゃくしゃしたりして。

がむしゃらだったからこそ
とても強烈な記憶として今でも残っているわけです。

それに比べて、ある程度大人になってからした恋というのは「ああ、あれみたいだな」みたいなカルピスを水で薄めたような記憶しかないのです。( 個人差はあると思いますが )

だから、大人になった今
あの頃を振り返り、もう一度
噛みつきたいほど好き、という気持ちを
歌いたいと思って作った曲が
この曲、「噛みつきたい」なのです。

佐橋さんの提案により、エレキギター1本で構成されているこの曲。エレキの、ひずみがいい具合に「うー!好きだー!噛みつきたいー!」という気持ちの苦悩を表している気がします。曲を聴いてもらった時、普通はサウンドに対して意見が沢山出てくるものですが、これは聴いた瞬間に「うん!これこれ!」と満場一致でした。……佐橋さん、すごいなぁ。笑

余談ですが、サウンドというのはつくづく歌詞と繋がっていて。服みたいなものだなぁと思います。例えば、普段カジュアルな服装を好む人に、とびきり奇抜な服を着せてしまうと「着せられた感」が出てしまう。曲が、丸裸の人間だとしたら、サウンドはその人間にぴったりな服を探す作業なのかな。と個人的に思っております。

そう言ったわけで、この曲が
元々持っていたロックな部分と
エレキギターのサウンドが絶妙にマッチしたのです。

ぜひ、ラストまで聴いてみてくださいね。
それでは!明日は小説「東京地下2階」の第2章が公開されます。そちらの方、ぜひ楽しみにしていてください。おやすみなさい。

SETA


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singer "song & novel" writer 岡山生まれ 本の虫

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