見出し画像

元を取るという本の読み方。

こんばんは、SETAです。
「大人記念日」のリリース日が慌ただしく過ぎ、
目の前に現れた小説執筆編集「〆切」の二文字。

もうこればかりは頑張るしかありません。
社会人2年生、分かっています。

が!!!ずっと机に向かっていますと無性に関係ない文を書きたい!!!ぜっんぜん違うどうでもいいことを書き散らかしたい!!!

そんなわがままが
今夜のこの文章です。笑
「あー、がんばってんなー」だったり
「おつかれさまー」といった
暖かい目で観覧いただければ幸いです。

さて、今年は去年より読書量を
セーブしようかなぁ、なんてラジオでも
お話ししている私でございますが
先日12日の #ariohappysaturday にて
こんな質問をされました。

「本を一冊最後まで読み切るコツってありますか?」

ざっくり質問をまとめたらこういうことを聞かれたわけです。今までこんなことを聞かれることがなかった私は軽く唸りました。「コツ」…のことなんぞ考えたこともなかったからです。その時はおそらくパニックになった頭から絞り出して「時間を浪費すること」とお答えしたのですが、今考えると「ちょっと違うな」という気がしてきました。よって今日は、我流ではありますが「本を読むコツ」といいますか、普段気をつけている点をひとりごと程度でお話ししたいと思います。

タイトルにもありますが、基本、私は「元を取りたい」という気持ちで本を読むことにしてます。

それは、決して安くはない本の物価に対するものでもありますが、何しろその何万字の言葉をさらさらと流し読みしてしまうことは「もったいない!」と思ってしまうのです。

思い返せばこれは本だけに限らないもので、こんな思い出があります。小学生の時、「スッパイマン」という甘酸っぱい干し梅のお菓子にどハマりしました。種付きで、その周りの皮を主に味わう商品だと思うのですが、塩分の取り過ぎを懸念した親から「1日五粒まで!」と決められておりました。よって、1日五粒でどこまで「元が取れるか」の戦いが始まるわけです。結果、当時買っていたハムスターを真似てほっぺたに一日中種を蓄えてしゃぶってみたり、そのしゃぶった種を天日干しにして何日味が続くのか試してみたり…色々やりました。

他にもこのような話すだけで侘しい気持ちになる「元を取る為の戦い」は沢山あります。

そんなわけで本を読むときもさまざまな「元の取り方」を試しました。その中からいくつか実際やってみてよかった事例を挙げていきたいと思います。

まず、1つ目!
「登場人物の台詞に注目する!」

意外と、本を読んでおりますと気だるくなりがちなのが描写や説明の部分。さくっと読める本もありますが、すごくここに比重を置かれた本もあります。そこの部分で気持ちがギブアップ!なんてこと、長編を途中で投げ出した方…いるのではないでしょうか?

そんな時は、この本が映像化されたことを想定して読みます。そうすると必然的にスクリーンに浮かび上がるのは「登場人物」とその「台詞」です。しかも、結構セリフにヒントが隠されている…なんてこと、多いんですね。登場人物と台詞に注目すると自然と頭の中で映像化されていきます。このキャラクターならこんな声だろう、とか、こんな動きをするだろう…などなど。そうすると台詞が生き生きと脳内に届きますし、さらに勝手に「この台詞は重要なヒントなのではないか?」だったり「これは決め台詞なのではないか?」だったり想像して楽しくなってきます。読み終えた後に答え合せをするのもまた、楽しい。

次に二つ目!
「何冊かの本を並行して少しずつ読む」

これ、最近気がついた方法なのですが、読書を日常的にされる方に是非一度試していただきたい。イメージとしては和食です。味噌汁と白米と焼き魚、そして漬物もあったら最高ですね。おそらく日本の文化的に、それらを白米を挟みながら並行してつまむと思います。それと、同じことを読書でもやるのです。

昨年、肩こりと腰の痛みを堪えながら
半日かけて一冊をコンスタントに読むという作業を繰り返しておりました。すると、頭の中が逆に淡白になってしまい、どの本を取っても「ああ、あの作品と似てるな」だったり「ああ、この技法か」などなんだか批評家めいてきている自分が嫌になってしまいました。

そんな時に、ダメ元で試した「並行読み」が私の読書体験を変えました。全然違うジャンルの本たちを「つまむ」ことで、半日で集中して読み切る時の狭くなってしまった視野がググッと開けて見えたのです!今まで見落としがちだった作者の粋なジョークにも気づくことができました。ポイントは両極端な作品を並行して読むことです。読書にマンネリを覚えた時は是非!この和食法を試してみてください。

最後に三つ目!
「物語を逆から読む」

先に言っておきます。これはかなり「邪道」です。むしろ作者からすると1番されたくないことだと思うので、読書体験より解体作業に比重が置かれた読み方です。私も、この方法は頭から読んで「面白いな!」と思った本をもう一度読む時に使います。なので、一度読んだことがある本をもう一度新鮮な気持ちで味わうための方法だと捉えていただきたい。

一度読んでいるので、物語の筋はわかっていることが前提です。ですが、逆から読むことで一枚一枚着ているものを脱がすかのような種明かしが待っています。本というのは作者それぞれの思惑に沿ったスピード感があると思います。例えば、ラストになるにつれて展開の速度が上がる…などはよくありますよね。ですが、起承転結を結転承起にするだけで、そのスピードが逆再生になります。すると、ラストの盛り上がりからどんどんと緩やかになっていく文の面白みに出会えます。かなり邪道ではありますし、これは気に入った本のみに使う方法ですが、一度やると癖になります。まさに「禁断の味」というやつです。


以上、3つほど「元を取るという本の読み方」を個人的視点で挙げさせていただきました。元来、誰かに頼まれたり仕事でない限り「読書」とは娯楽の一部だと私は思っています。なので、「元を取る」とは私の中では「楽しむ方法」を一つでも多く見つけることなのです。

みなさんも、是非今週末は本屋さんに行って、まずはタイトルとのにらめっこから試してみてください。
言葉というものの可能性で
たくさんの遊びを見つけられると思います。

それでは…私は仕事に戻ります。
皆さま良い夜をお過ごしください。

SETA


11
singer "song & novel" writer 岡山生まれ 本の虫

こちらでもピックアップされています

SETAの日々煩い
SETAの日々煩い
  • 216本

エッセイ、読書感想 etc.

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。