SETAの日々煩い

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楽描き「タンポポ」

花壇の花を全部抜いて
君は言ったね
「これで、世話しなくて済む」って
金木犀の残り香だけが
亡霊みたいに漂っていた

横断歩道を渡れなかった
わたしの横を
右手を上げて君は渡っていく
その後ろを歩いていれば
安全な気がしていたんだ

いつも正しいを決めるのは君だった
いつもわたしを見下ろす君だった

そして、時が経ち
君が抜いた花壇にポツンと
抵抗するように咲くタンポポ
もっと咲けばいい
何度も抜

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楽描き「失恋ヒップホップ」

Yo!
西日に焼かれたビルの輝き
恋に敗れたわたしに厳しい
彼に最後に言ってやりたい
夢見る前にバイトしろ
だけど言えるはずもなかった
夢見る彼がすきだった

同じような男ばっか
同じようなクズばっか
同じような夢ばっか
性懲りも無く繰り返す
わたしは来世に期待しよう

Yo!
わたしの財布は彼の財布
わたしの投資
彼を信じた当時
2人の未来のためだと信じてた
信じたいわたしのためだった

同じよ

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